MacOS High SierraでのTimeMachineサーバー設定方法

MacのTimeMachine機能はとても便利ですが、外付けのHDDなどに接続しないとバックアップが取れず、MacBook等を使っている人にとってはちょっと不便でしたね。

TimeCapsuleを購入するかServer.appを導入すれば、ネットワーク越しにバックアップが取れて便利でしたが、TimeCapsuleは値段も結構するし、サーバーを導入するというのもハードルが高かったです。

しかし、OSX 10.13 High Sierraから、TimeMachineサーバー機能が標準搭載され、OSX単体でTimeMachineバックアップの母艦となり、他のMacのバックアップの保存先となることができます。

その設定法を紹介します。

母艦Macの設定

まず、母艦となるMacの「システム環境設定」から「共有」を開きます。
その中の「ファイル共有」という項目のチェックボックスをONにし、バックアップを保存したいドライブやフォルダを共有設定します。

共有設定画面

ここまでは普通のファイル共有設定ですが、ここで設定した共有フォルダを右クリックすると「詳細設定」という項目が出ます。

詳細オプション画面

詳細設定に「TimeMachineバックアップを保存する」「最大サイズを○○GBまでに制限する」という項目がありますので、そのチェックボックスをONにする。

TimeMachine設定画面

これだけで、母艦側の設定は終わりです。

クライアント側Macの設定

クライアント側の設定は、「システム環境設定」から「TimeMachine」を開くと保存先の選択画面に母艦で設定した共有フォルダ名が現れますので、それを選択するだけです。

保存先設定画面

これで母艦Macにバックアップが作成されます。
初回バックアップが行われる時に、母艦の共有フォルダ内に<マシン名>.sparsebundleというファイルが作成され、そこにバックアップが蓄積されていきます。

初回バックアップ時にsparsebundleが作成される

sparsebundleファイルはクライアントごとに作成され、母艦の設定時に「最大サイズを○○GBまでに制限する」と設定していれば、そのサイズを最大サイズとする疑似ドライブとして作成されます。
一度sparsebundleファイルが作成されると、その後に「最大サイズを○○GBまでに制限する」の容量を変更してもsparsebundleファイルの最大容量は変更されません。


初回バックアップ後のTimeMachine設定画面

PowerNapにより、バッテリーとWi-Fiに接続されていれば、スリープ中でも自動でバックアップが行われるようになりますよ。

お試しあれ!

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